木造住宅耐震補強のすすめ -地震から我が家を守るために-
2000年6月に、もともと木造3階建て用として強力な接合力を持つホールダウン金物が新築の2階建てにも義務づけられました。
(※ホールダウン金物の詳細はこちらをご覧ください)
入月建設では既存の建物に“リフォーム感覚”でこのホールダウン金物同様の耐震補強ができる2つの工法をオススメしています。
どちらもテレビでおなじみの『大改造!!劇的ビフォーアフター』でも登場しています。
■アンカーロープ補強工法(アンカーロープ フクビ ARS工法)
※画像をクリックするとARS工法(フクビ)の説明ページ(外部)へ移動します
■JABRA工法
耐震補強工事の施工例
画像をクリックしていただくと、施工現場の様子をご覧いただけます。
【その1】耐震補強 + プチリフォーム - JABRA工法 -
【その2】エントランスのリフォーム+耐震補強
【その3】ガレージの耐震補強
耐震診断の様子
入月建設では“耐震診断”を行い、それぞれの建物の弱点にあわせてバランスよく、ホールダウン金物に相当する補強や、壁の強度UP、基礎の補強などを適切に行い、金額の高い、大掛かりな工法を使わなくても、しっかり安心な耐震工法をご提案いたします。
写真は床下に入り、土台のボルトの緩みを確認しました。
当時の建物には、現在のような補強金物がありませんでした。
ボルトのゆるみ確認
筋カイ・床束
補強金物の使用なし
地震についての予備知識
もしも東京直下型地震が起こったら…
首都直下型地震が発生した場合、最悪のケースでは建物約85万棟が全壊または消失するという被害想定が、2004年12月15日に政府・中央防災会議の専門調査会より発表されました。
阪神淡路大震災、新潟中越地震、東日本大震災と、地震の不安が現実になりつつあります。
政府の地震調査委員会によると東南海地震は今世紀半に(30年以内に高い確率で)必ず起こるとされています。
1981年の建築基準法の改正によって、筋交いの入った耐力壁の使用が義務づけられ、木造住宅はある程度のゆれに耐えられるよう強化されました。
しかし激震だった阪神淡路大震災においては、建物自体の強い揺れによって壁の崩壊よりもむしろ柱のほうが引き抜かれてしまう(柱のホゾ抜け)崩壊が数多くありました。
2000年6月に、もともと木造3階建て用として強力な接合力を持つホールダウン金物が新築の2階建てにも義務づけられました。
【参考資料・ホールダウン金物】
建物の中も気をつけましょう
家屋の倒壊はまぬがれたものの、倒れてきたタンスや食器棚でけがを負った。
家具に避難経路をふさがれて逃げ遅れた…。
ガスもれや暖房器具からの出火による家屋の火災や、割れたガラスの破片によるケガといった二次災害が、阪神・淡路大震災の被害記録にも数多く残っています。
重い家具には補強や固定を、収納家具にも中身の飛び出し防止策を施しましょう。
窓ガラスの飛散防止も重要です。
地震の際には家具の下敷きになって大けがをすることも想定されます。
寝室のベッドまわりなどには、特に重い家具や背の高い家具を設置しないこと。
大型の家具は壁などに固定しておきます。
1枚のガラスは、地震時には「刃物」にもなるので要注意。
窓ガラスは市販の飛散防止フィルムで手軽にケアできます。
吊り下げ照明は揺れによる落下時、大変危険なので、チェーンなどで補強し安全対策を施しておきましょう。
三鷹市では耐震関連の助成金制度があります
※その他の区市町村でも助成制度があります。ご相談いただきましたらお調べいたしますのでお気軽にご相談ください。
・三鷹市役所木造住宅耐震 診断 助成制度
・三鷹市役所木造住宅耐震 改修 助成制度